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研究科長メッセージ

研究科長
21世紀の人類的課題の解決に向けて
 
環境学研究科長 岡本 耕平
 

 わたしたちの研究科、名古屋大学大学院環境学研究科は、地球環境科学、都市環境学、社会環境学の3つの専攻で構成されており、理学系、工学系、文系の連携の研究科です。2001年に日本で最初の文理連携型の大学院研究科として創設されて以来、環境学の基礎となる個々の既存学問の深化とともに、持続性学と安全安心学を2本柱とする学問間の連携による新たな研究・教育の創造に取り組んでいます。その一環として文部科学省のグローバルCOEプログラムの支援による「地球学から基礎・臨床環境学への展開」では「臨床環境学」という新しい学問を構築し、現在、持続的共発展教育研究センターで実践しています。また、地震火山研究センターの研究活動やスマトラ地震・津波以来の様々な災害調査を通じて、文理連携の防災研究・教育を推進してきました。

 21世紀の人類的課題の一つが、地球温暖化に代表される地球規模の環境問題の解決です。一方、経済成長の著しいアジアでは、様々なローカルな環境問題が起こっており、公害問題と闘ってきた経験をもつ日本はそれらの解決に率先して協力すべきです。また、日本は世界の先進国の中で最も自然災害の危険度が高い国であり、災害への脆弱性を取り除き、レジリエンス(回復力・抵抗力)を高めることが特に求められています。環境学研究科の掲げる持続性学と安全安心学の推進は、研究科に集う理学系・工学系・文系の諸学問の結集により、これらの世界と日本の今日的課題に取り組むことを意味しています。

 わたしたちの研究科は、既存の学問分野を深く掘り下げる人、既存の学問分野を統合した新しい学問分野を開拓していく人、あるいは学問と社会の橋渡しをする人。さまざまなタイプの教員・学生が集い、切磋琢磨し、21世紀の人類的課題である環境問題に取り組んでいきます。

 

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