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研究科長メッセージ



研究科長
幅広い環境問題の解決をめざす
創造力・応用力・統合力の養成

 
環境学研究科長 西澤 泰彦
 

 名古屋大学大学院環境学研究科は,地球環境科学,都市環境学,社会環境学の3専攻で構成され,文理融合型の研究科です。2001年に創設されて以来,環境学の基礎となる個々の既存学問の深化とともに,持続性学と安全・安心学を2本柱とする新たな研究・教育の創造に取り組んでいます。その一環として「臨床環境学」という新しい学問を構築し,現在,持続的共発展教育研究センターを中心として実践しています。また,地震火山研究センターの研究活動やスマトラ地震・津波以来の様々な災害調査を通じて,文理融合の防災研究・教育を推進してきました。これらの活動は国内外を問わず地域社会と連携し,研究成果を地域に還元してきています。

 21世紀の人類的課題の一つが,環境問題であることは誰もが認めることです。この人類的課題に対応するため,2015年,国連は持続可能な開発目標(SDGs)を定めました。名古屋大学においても,環境学研究科,生命農学研究科,国際開発研究科,宇宙地球環境研究所が協力し,2018年4月にフューチャー・アース研究センターを設立し,SDGsの推進を図るための学問構築を目指して連携研究を進めています。

 そして,環境学研究科では,創造力・応用力・統合力を持った人材の育成を目指しています。そのため,既存の学問分野の授業科目やセミナーによって自らが持つ既存分野での知識を深化させながら,理,工,文の連携を推進する観点から研究科共通で専攻横断型科目である「体系理解科目」(博士前期課程)および「研究科共通科目」(博士後期課程)の習得によって創造力・応用力・統合力の養成を図っていきます。それは,自らの専門知識に閉じることなく,文理にまたがる幅広い学問分野を自由に咀嚼し,柔軟に社会や組織を導く能力を身につけるための教育プログラムです。

 このように環境学研究科は独自のカリキュラムによって多様な人材の育成をめざしています。そして,学問の発展には,学生も教員も「十人十色」の原則で他者との違いを認めながら,「三人寄れば文殊の知恵」の原則で絶えず意見交換していくことが必要です。私たち教員も皆さんとともに学び,また,夢を語り合いたいと思います。

 

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