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このコーナーでは、環境学研究科の教員や修了生がそれぞれの関心や出来事について広く語りかけます。

新エネルギーの分野で知識を活かします!

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社会環境学専攻 2020年度博士前期課程修了
王 智健

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コロナの年に、院生室にて。
私は、2018年10月から2021年3月まで、社会環境学専攻・環境法政論講座・博士前期課程に在籍していました。私は、学部での専攻が経済学だったので、日本に留学した当初は経済学研究科を志望していました。一方、日本に来た後、日本の環境学の研究が最先端であることを知り、私自身、研究テーマとして興味を持ちました。特に、名大の環境学は文理融合で、社会環境学には様々な講座が設けられており、私自身の関心でもあった環境政治が勉強できることが分かったので、名大の環境学に進学することにしました。
私が修士論文で執筆したテーマは、中国がいま直面している大気汚染ガバナンスです。中国はいま躍進的な経済発展を遂げている一方、大気汚染や水汚染をはじめとする環境汚染も深刻になっていて、環境を保護して、環境ガバナンスを強化する意識が浸透しないと、環境汚染を解決できないと考えています。そのため、環境法の先生の指導のもとで、中国の大気汚染ガバナンスが直面している問題を分析し、日本の法制度からの経験と知見から中国のガバナンスの改善策を提案し、環境汚染の解決方法に少しでも貢献したいと考え、修論を執筆しました。
環境学で学んだ知識は、私の将来の仕事にもきっと役に立ちます。私は、この夏から中国の広東省の新エネルギー会社に勤める予定です。エネルギー転換の流れが強い世の中で、この仕事を通じて環境にやさしい新エネルギーを普及させることも、環境保護に不可欠な重要なことだと信じています。
(おう ちけん)

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