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受賞

2021年

日本サンゴ礁学会 優秀発表賞

受賞者 小野 詩織 (担当教員:ハンブレ マーク)

受賞日 2021年11月29日

題 目 日本における完新世サンゴ礁成長過程のメタ分析

今回の受賞について一言
この度若手発表賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。この成果は、本研究を進めるにあたり多大なるご指導いただいたマーク先生をはじめ、ご協力いただいた先生方や研究者の皆様、日頃からお世話になっております皆様のおかげだと存じます。深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も精進致します。

受賞理由
本研究では、北琉球の小宝島の堆積物コアの丁寧な観察によるサンゴ群集組成解析と年代測定に基づいて、琉球列島の完新世サンゴ礁の垂直成長速度が推定された。従来、地質学的研究ではN数が限られて偏りが避けられなかったところ、この研究は多数の既存データも組み込むことで広域パタンの評価を可能にした。このような広域的なサンゴ礁形成パタンのメタ解析は、今後の活用に期待される。また、わかりやすい説明と丁寧な質疑応答に対しても評価された。


日本建築学会 建築歴史・意匠部門 若手優秀発表賞

受賞者 友定 稜太 (M1、担当教員:堀田 典裕)

受賞日 2021年11月12日

題 目 アルヴァ・アアルト設計「初期規格住宅」の建築デザインに関する研究

今回の受賞について一言
この度はこのような栄えある賞をいただき大変光栄に存じます。研究・論文作成にお力添えいただいた先生方や研究室の皆様に感謝申し上げます。

受賞理由
2021年度日本建築学会大会学術講演会において発表した論文について、アルヴァ・アアルトによる初期規格住宅を構法の経時的変容・外観デザイン・平面構成に着目して類型化を行い建築デザインの特徴を明らかにした上で、 当時の労働者住宅としての位置付けを考察した研究内容がとくに優秀なものと認められたため。


若手優秀発表賞

受賞者 後藤 壮 (M2、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年11月10日

題 目 ラマン分光法を用いた炭酸化したセメント硬化体内におけるケイ酸カルシウム水和物と3種の炭酸カルシウムの関係

今回の受賞について一言
この度は若手優秀発表賞を受賞することができ,大変光栄に思います。論文の投稿や発表にあたりご指導いただきました丸山先生,研究室のメンバーに感謝いたします。

受賞理由
あなたの研究発表は 日本建築学会大会学術講演会において とくに優秀なものと認められた


2021年度日本建築学会大会(東海)学術講演会 若手優秀発表賞

受賞者 神谷 珠文 (M2、担当教員:田中 英紀)

受賞日 2021年11月11日

題 目 複合熱源システムを活用したVPP・DR運転制御に関する研究 その1 地域冷暖房プラントにおける暖房時下げDR手法の検討

今回の受賞について一言
このような栄誉ある賞を頂き、大変嬉しく思っております。田中先生をはじめ、研究活動・研究環境を支えて下さった多くの皆様に心より感謝申し上げます。

受賞理由
2021年度日本建築学会大会(東海)学術講演会環境工学部門において、学生、若手研究者(30歳未満)等による発表のうち、➀研究テーマの独創性や学術的・工学的意義など➁研究方法の独創性、新規性など➂研究成果の信頼性、妥当性、新規性など➃プレゼンテーションの明快さと質疑回答の的確性 の審査基準のもと優れた発表として選定されたため。


若手優秀発表賞

受賞者 梅木 翔太 (M2、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年11月10日

題 目 フライアッシュセメントペーストにおける初期の水和発熱量の温度依存性

今回の受賞について一言
この度、若手優秀発表賞という栄えある賞を頂き大変嬉しく思います。昨年度は中止となってしまいましたが、今年度はオンライン開催され、開催に当たって様々な方々の苦労があったと思います。開催していただきありがとうございました。また、若手優秀発表賞は一昨年度に引き続き2大会連続での受賞となりました。発表練習に協力していただいた名古屋大学および東京大学の丸山研究室の仲間、そしてご指導をしてい頂いた丸山先生のお力添えがあったからこその結果と感じております。この場を借りて改めて深く感謝申し上げます。

受賞理由
あなたの研究発表は 2021年度日本建築学会(東海)学術講演会材料施工部門において とくに優秀なものと認められた


日本建築学会 大会(東海)学術講演会 若手優秀発表賞

受賞者 佐藤 龍汰 (M2、担当教員:飛田 潤)

連名受賞 飛田 潤、福和 伸夫

受賞日 2021年10月14日

題 目 多様な振動観測に基づく免震建物の振動特性評価その2 自由振動実験に基づく振動特性の評価

今回の受賞について一言
このような名誉ある賞をいただくことができ大変光栄に感じております。

受賞理由
令和3年度日本建築学会大会学術講演において、とくに優秀な研究発表と認められたため


株式会社 木の家専門店 谷口工務店 木の家設計グランプリ2021 20選

受賞者 藤本 奈々 (M1、担当教員:小松 尚)

連名受賞 山本 さゆり

受賞日 2021年9月25日

題 目 ぐるりとまわり、ゆるりと暮らす

今回の受賞について一言
この度は20選に選出いただきありがとうございます。2人で考え続けた結果がこのような成果となり大変嬉しく思っています。今後も、建築に邁進していきたいと思います。

受賞理由
「コロナ禍に考える職住一体の家」というテーマに対し、私たちは、余白を中心とした空間・ライフスタイルそれぞれの職住境界を再構築することで、いかに家の中でも豊かに暮らすことができるかを考えました。 これまでの住宅は職とともにある暮らしが想定されていません。そこで、余白を中心におき、周りに職住の空間を配置することで、余白を介した緩やかな職住境界が生まれます。 ライフスタイルにおいても1日の中で職の時間と住の時間の境界が曖昧になり家族と関わり合いながら暮らすことを考えました。 コロナ禍において、余白のような空間は、単に人と人の距離を確保できるだけでなく、人々の暮らしや心の豊かさに寄与すると言えます。そのような、住宅以外へも通ずる部分があると感じて貰えたことが受賞の理由だと考えています。


名古屋大学 博士課程教育推進機構 キャリア教育室 第11回「企業と博士人材の交流会」最優秀プレゼン賞

受賞者 池田 あやめ (D1、担当教員:熊谷 博之)

受賞日 2021年12月24日

題 目 写真から地震がわかる?~衛星画像から月の表層を探る~

今回の受賞について一言
企業の皆様に私の月に関する基礎的な研究を興味をもって聞いて頂き、大学だからこそできる研究であると評価して頂いたことは、驚きであるとともに自分の研究活動への励みになりました。これからも高いレベルの研究成果を出せるように頑張りたいと思います。

受賞理由
第11回「企業と博士人材の交流会」において、参加企業様よりZoomでのプレゼンテーションが極めて優秀であると認められました。


第3回建築系愛知16大学共通設計競技 優秀賞

受賞者 井野 雄太 (M1、担当教員:恒川 和久)

連名受賞 横田 勇樹、中村 茉生

受賞日 2021年12月18日

題 目 Traffic Node

今回の受賞について一言
このような栄誉ある賞を頂きチームメンバー全員嬉しく思っております。このコンペティションを通して培ったことを糧として更なる勉学に励みたいと思います。

受賞理由
4つの交通手段、地下鉄・バス・リニモ・車が集中する藤が丘駅。多種多様な人が利用するこの駅は、慣れた人には使いやすいものの、様々な動線が重なり合い、複雑で見通しの悪い場所となっている。また駅と商店街の間には通行量の多いバスと車用のロータリーがあり、度々渋滞が発生するなど、利用者に対してロータリーの道幅が十分でないといえる。このような交通に関する課題が数多く見られる藤が丘駅において、交通動線を明確に分け隔て、本来あるべき駅前広場としてのオープンスペースを設けるべきだと考える。本提案では、元々あったロータリーの半分を歩行者専用広場とし、バス停を集約することで歩車分離を図る。さらに元来利用されていなかった2階レベルを人の動線空間とし、バス停留所や立駐に阻害されていた駅前広場という人のための空間を取り戻す必要がある。都市と郊外の結節点となる交通拠点を目指し、「人と交通のノードとなる建築」を提案した。


名古屋大学 第十回名古屋大学石田賞

受賞者 纐纈 佑衣 講師

受賞日 2021年12月2日

今回の受賞について一言
この度は大変栄誉ある賞をいただき大変うれしく思います.石田賞応募にあたって,自分の研究を振り返る良いきっかけとなりました.また,2次面接のときに審査員の先生方から研究に対する様々なアドバイスをいただけたことは,大変貴重な機会であり,とても良い経験になりました.今後とも精進してまいりたいと思います.

受賞理由
「名古屋大学石田賞」は石田財団からのご寄附の意志に基づき、将来の発展が期待できる優れた研究能力を有する若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高め研究の発展を支援する目的で創設された.自然科学の分野において、東海3県(愛知、岐阜、三重)内の研究機関に所属する若手研究者を対象とし審査が行われ、独創的な学術研究により優れた成果を得られた研究者として表彰された。


一般社団法人建築設備技術者協会 中部支部 最優秀賞

受賞者 横田 勇樹 (M1、担当教員:田中 英紀)

連名受賞 勝 満智子、森永 裕生

受賞日 2021年11月10日

題 目 Life of Aquatic circulation アクアポニックスを用いた利水型地域産業の未来構想

今回の受賞について一言
このような栄誉ある賞を頂きチームメンバー全員嬉しく思っております。コロナ対策に焦点が当たる現代においても目を背けてはいけない水問題・災害問題をテーマにする施設を設計致しました。学生の立場からの小さなこの提案が建築設備の未来への回答となれば幸いです。このコンペティションを通して培ったことを糧として更なる勉学に励みたいと思います。

受賞理由
水問題への貢献と地域産業の特性を活かした街づくりを目指しました。そのために、利水循環型システムである「アクアポニックス」を導入した地域産業発展施設を中心に、農業用水の削減、再生可能エネルギーの活用によりSDGsに貢献しようと考えました。また、これを田原市の地域性を活かした上で今回の大きなテーマである「水利用の改善」をめざした構想としており、先進的な提案でありながら実現性の高い部分が評価されたと考えます。


全国建築審査会長協議会 令和3年度全国建築審査会長協議会表彰

受賞者 小松 尚 教授

受賞日 2021年10月28日

今回の受賞について一言
愛知県建築審査会長という、建築指導行政の門番のような役職を10年間全うできたのは、愛知県建築局の関係者のご協力があってのことです。この表彰の機会に改めて御礼申し上げたいと存じます。

受賞理由
長年にわたり建築行政の推進に多大な貢献をされた全国特定行政庁の建築審査会委員を表彰することにより、その業績をたたえるもの。


ヒューリック 株式会社 佳作

受賞者 横田 勇樹 (M1、担当教員:田中 英紀)

連名受賞 趙 卓君、米田 直泰、井野 雄太、勝 満智子

受賞日 2021年10月17日

題 目 Your Circular Story

今回の受賞について一言
学生コンペティションの中でも事業の運営から建築の形態まで幅広い知識と独自性が求められる本コンペにおいて全国佳作を頂けたことにチームメンバー一同嬉しく思っております。また、このメンバーでコンペがしたいです。

受賞理由
池袋の木密地域はかつて芸術家の卵たちの芸術文化発信の場だったが、現在は時代に取り残されています。本提案では住宅廃材を利用した複合アート施設に集合住宅を付加することで木材循環文化と、アーティスト循環文化での二軸循環シナリオを目指しました。循環自体が文化となった豊島区では、皆がその担い手となることで「誰も」「何も」取り残さない文化が未来へと繋がれていき、誰もが主役となれる新しい文化国際都市となっていくというSDGsに対しての建築提案と木密地域という不良債権化したものを主人公としての街づくり提案が評価されたと考えております。


日本鉱物科学会 論文賞

受賞者 道林 克禎 教授

連名受賞 高澤 栄一

受賞日 2021年9月17日

題 目 High resolution X-ray computed tomography and scanning electron microscopy studies of multiphase solid inclusions in Oman podiform chromitite; implications for post-entrapment modification, JMPS, 115, 247-260, 2020.

今回の受賞について一言
科研費プロジェクトとして実施したオマーン掘削プロジェクトの1つの成果が認められたので、大変うれしく思っています。

受賞理由
本論文は,オマーンSamailオフィオライトにおいて,層状クロミタイト,脈状クロミタイト,ポディフォームクロミタイトといった様々な産状を示すクロム鉄鉱中に含まれる固相包有物について,EPMAによる局所化学分析とSEMおよび高分解能X線CTによる岩石組織の立体的な観察を行い,捕獲されたメルトの変化過程を詳細に報告している。著者らの分析の結果,粒径30 μm以下の比較的小さな固相包有物には,そのホストであるクロム鉄鉱との境界部に,ホストよりもCr# [Cr/(Cr + Al) atomic ratio] が高いクロム鉄鉱のライニング(固相包有物を薄く覆う被膜状の鉱物組織)が普遍的に発達していることが明らかになった。著者らはこの結果を,微小なメルト包有物は粗大なメルト包有物よりも冷却速度が大きいことが主な原因だと解釈した。この解釈はSEMおよび高分解能X線CTによる二次元的三次元的な組織観察によっても支持され,結晶成長駆動力が高い条件で成長するクロム鉄鉱に捕獲されたメルトが,非平衡条件下でホスト鉱物の内壁から部分的に結晶化することにより,高いCr#を持つクロム鉄鉱のライニングが形成されたと結論づけた。さらに,固相 包有物を1200 °Cで加熱・急冷して得たガラスの分析から,捕獲後にライニング組織が発達したりネッキングダウンを経験した包有物が,初生的なメルト組成を保持していないことを明らかにした。苦鉄質~超苦鉄質火成岩に含まれるスピネル中の包有物は,初生的なマグマの情報や早期結晶分化作用の情報を有すると期待されていることから,数多くの研究が行われている。本研究は,それらの固体包有物の起源となるメルトの捕獲・結晶化機構,その過程で生じる形態と化学組成の変化について多くの価値ある示唆を与えるものであり,日本鉱物科学会論文賞候補として推薦するにふさわしいと考えられる。


地域安全学会 優秀発表賞

受賞者 北川 夏樹 減災連携研究センター・特任助教

連名受賞 蛭川 理紗、西川 智

受賞日 2021年10月30日

題 目 「一日前プロジェクト」体験談の読了による防災意識の変容に関する一考察

今回の受賞について一言
当センターの産官学交流の場である、「啓発コミュニケーション研究会」の議論から本研究を着想しました。研究会の皆様に御礼申し上げます。


環境システム研究論文発表会 第49回環境システム研究論文発表会 優秀学生発表賞

受賞者 山下 奈穂 (D2、担当教員:谷川 寛樹)

連名受賞 郭 静、白川 博章、谷川 寛樹

受賞日 2021年10月24日

題 目 物質ストックを考慮した資源生産性の要因分解の実証研究ー住宅におけるケーススタディー

今回の受賞について一言
この度、歴史ある学会にて2年連続で優秀学生発表賞を賜りましたこと、大変光栄に存じます。日頃取り組んでいる研究活動の成果発表にこのような評価をいただけたことは、今後も研究を進めていくにあたり大きな励みになりました。本研究において、ご指導いただいた先生方をはじめ、多くの方々にサポートをいただきました。貴重な発表機会をくださった学会関係者様、また日頃からお世話になっております研究室の皆様にもこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今後も研究活動により一層邁進して参ります。

受賞理由
本研究では、資源生産性の要因分解式を日本全国の住宅に適応し、個別のデータを用いて推計を行いました。 現行の循環計画の大目標として掲げられている資源生産性などの指標は、物質フローに着目した指標であり、物質ストックの変化による間接的な影響を考慮できません。 物質ストック関連指標が資源生産性に与える影響を明らかにすることを目的に、要因分解式を実際に試用し、その実証研究の先駆けとして住宅を例にした推計を行いました。 本研究は提案型論文という形で採択され、データの制約上推計の精度や定義の詳細について今後更に検討・検証が必要な内容であるとしたものの、これまで比較的研究事例が少なかった物質ストック関連指標に着目した点で、政策的意義や学術的新規性を有する研究であります。 研究発表会では口頭での報告であったことから,複雑な概念や手法を理解しやすいよう、見やすいスライドと簡潔な説明を心がけたことも受賞に繋がったのではないかと考えております。


古民家リノベコンペ事務局 入賞

受賞者 中西 杏樹 (M1、担当教員:堀田 典裕)

連名受賞 友定 稜太、中村 茉生、濵口 優介

受賞日 2021年8月27日

題 目 くうねるあそぶ

今回の受賞について一言
この度は、入選という形で選出頂き、誠にありがとうございます。最優秀賞案が実施されるコンペティションであったため、予算や工期の限られた条件の中で、面白い建築提案を行う良い機会となりました。空き家の利活用は、少子高齢化の社会においてこれから真剣に考えていかなくてはならない問題であると改めて認識するとともに、その方法を今後も模索していけたらと思います。

受賞理由
このコンペは、実際に空き家となった古民家を地域資源として利活用し、地域の活性化を図ることを主題としたリノベーションを提案するものでした。条件として、古民家の間取りを活かすこと、また機能、予算、工期等を満たすことを求められまし。我々が提案したのは、「春夏秋冬、晴れ曇り雨、いつでも設楽町の自然と食を満喫できる宿」です。鎖樋、土間、戸袋、窯、囲炉裏といった「民家のモノ」を、既存の間取り・構造を活かしつつ加えることで、建物内と外部が視覚的・空間的に連続するとともに、自然の中で昔ながらの暮らしを体験できる別荘としました。タイトルである「くうねるあそぶ」とは、80年代の都会生活を表象するものとして用いられたキャッチフレーズで、これを都会ではなく田舎に置き換えて考えました。この言葉通り、食べて、寝て、遊んで、という人間が人間らしく生きることの喜び・楽しさを、自然と共に暮らす中で実感できるような建築的提案が受賞につながったと思われます。


10th International Conference on Monitoring and Management of Visitors in Recreational and Protected Areas Best Poster Award

受賞者 梶川 将弘 (M2、担当教員:宮坂 隆文)

連名受賞 宮坂 隆文、久保田 裕、大場 章弘

受賞日 2021年8月19日

題 目 Quantifying nationality bias in data from different social media platforms for visitor monitoring in Nikko National Park, Japan


日本建築学会 日本建築学会設計競技 東海支部入選

受賞者 友定 稜太 (M1、担当教員:堀田 典裕)

連名受賞 中村 茉生、中西 杏樹、濱口 優介

受賞日 2021年7月28日

題 目 暮らしを頒かつ井筒の湯 -都心部の住宅地における銭湯と福祉施設の再構築-

今回の受賞について一言
この度は、私たちが提出した作品を日本建築学会設計競技東海支部優秀作品に選出いただき、誠にありがとうございます。本設計競技は「まちづくりの核として福祉を考える」という課題で、その敷地やプログラム、福祉の対象に至るまでの全てを、研究室のメンバーと話し合いながら決定していきました。現在のまちのあり方や福祉が抱える課題など、さまざまな主題について考えるきっかけとなり、この設計競技に通り組む間、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

受賞理由
総評などは発表されていないため、簡単な作品の説明を授賞理由に代えさせていただきます。「まちづくりの核として福祉を考える」というテーマに対して、銭湯とデイサービスを合築することで社会的弱者の日常に健常者が自然と入り込むような提案をしました。健常者と要介護者の日常生活から共通する行為を抽出し、行為に応じたプログラムをチューブに割り当てます。行為に応じて、「ひたるチューブ」、「たべるチューブ」、「うごくチューブ」、「たのしむチューブ」と名付けられたチューブを井形に組むことで各機能は独立しながらも、内外を経由し建物全体をめぐる動線と多様な外部空間が生まれる設計としました。町中に点在するこうした施設が健常者と社会的弱者が共存するまちづくりの核となると考えました。


2021年度日本地球化学会 学生奨励賞

受賞者 金子 将己 (M2、担当教員:淺原 良浩)

受賞日 2021年9月21日

題 目 イラン北西部のトラバーチン湧水中のヒ素を含む微量元素の起源解析

今回の受賞について一言
名誉ある賞を頂き、大変嬉しく思います。日々の研究活動に加え、実際にイランに行って調査できたことはとても貴重な経験になりました。ご指導いただいた先生方をはじめ、研究をサポートしていただいた研究室の皆様や現地の方々に感謝申し上げます。これまでに得た知見を活かし、今後もより一層研究活動に精進していきたいと思います。

受賞理由
日本地球化学会の年会では、研究発表を行った学生を対象に、要旨、研究内容、プレゼンテーション、質疑応答を総合的に評価し、(1)学生優秀賞(全学年対象)、(2)学生奨励賞(学部〜修士対象)が授与される。今年の年会では、Web上の研究発表資料についての約2週間質疑応答に加えて、オンラインでの口頭発表が行われた。本研究では、イラン北西部のトラバーチン湧水の溶存元素の定量分析と同位体分析を行い、火山由来の成分が付加されていること、また、地下深部のスラブからの脱水が寄与している可能性を見い出した。優れた研究内容とわかりやすい発表資料、また質疑応答での議論の論理性が優秀と認められ、学生奨励賞が授与された。


2021年度 日本地球化学会 第68回年会 学生奨励賞

受賞者 大石 雄太 (M2、担当教員:角皆 潤)

受賞日 2021年9月21日

題 目 光量の違いが表層水中の酸素消費速度に及ぼす影響

今回の受賞について一言
初めての学会発表で非常に緊張しましたが、このような名誉ある賞をいただき大変光栄に存じます。本研究を遂行するにあたって、ご指導いただいた角皆先生、中川先生をはじめ、 研究室の皆様や調査船はすの乗組員の方々など多くの方々にご協力いただきました。このような形でその恩に報いることができ、非常に喜ばしい気持ちです。この場を借りて心より感謝申し上げます。

受賞理由
学生の研究発表の中で優れた発表と評価されたため


2021年度 日本地球化学会 第68回年会 学生優秀賞

受賞者 森下 雄平 (M2、担当教員:角皆 潤)

受賞日 2021年9月21日

題 目 噴煙中の水蒸気安定同位体比観測から探る火山から放出される水蒸気の起源

今回の受賞について一言
この度は学生優秀賞を頂き、大変光栄に思います。今回の受賞は、指導してくださった角皆先生、中川先生、伊藤先生をはじめ、共著者の皆様、研究室の皆様のご指導の賜物と存じます。本当にありがとうございました。

受賞理由
2021年度第68回日本地球化学会オンライン年会における発表が優秀だと評価されたため。


日本雪氷学会・雪氷研究大会(2021千葉・オンライン) 学生優秀発表賞 ポスター発表部門 最優秀発表賞

受賞者 佐藤 洋太 (D3、担当教員:藤田 耕史)

連名受賞 藤田耕史、井上公、坂井亜規子

受賞日 2021年9月15日

題 目 ブータンヒマラヤにおける末端氷河湖の形成に伴う氷河縮小の加速

今回の受賞について一言
副賞の雪の結晶が付いたガラスのコップが嬉しかった。

受賞理由
雪氷研究大会でのポスター発表で、ポスターの見やすさ、わかりやすさが群を抜いていた。また、オンラインでの他研究者からの質問に対する答えから、これまで解析を徹底的にやっていることがうかがえる、良い発表であった。


日本金属学会 第44回日本金属学会技術開発賞

受賞者 荒木 慶一 教授

連名受賞 喜瀬 純男、片岡 奈々美、大森 俊洋

受賞日 2021年9月14日

題 目 単結晶Cu-Al-Mn 超弾性合金の開発と耐震分野への応用

受賞理由
日本金属学会は2021年に本会会報“まてりあ”に発表された上記の新技術・新製品の技術開発を特に優秀なものと認め、日本金属学会技術開発賞を贈る。


日本地質学会柵山雅則賞

受賞者 纐纈 佑衣 講師

受賞日 2021年9月5日

題 目 分光学と地質学のリンク

今回の受賞について一言
この度はこのような栄誉ある賞をいただき大変光栄に思います.恩師の榎並正樹先生とSimon Wallis先生に深く感謝申し上げます.また,研究室でいつも議論してくれる岩鉱メンバーの皆さんにも感謝申し上げます.この賞をいただけたことを励みに,今後は中堅研究者として活躍できるよう精進してまいりたいと思います.

受賞理由
ラマン分光学および赤外分光学的手法の基礎的な研究とそれらの地質学分野への適用という応用面から成果を挙げた点が評価され,37歳以下の岩石学分野で活躍する若手に贈られる日本地質学会柵山雅則賞に選出された.


あいちの木で家をつくる会 木造都市研究会木愛の会 最優秀賞

受賞者 米田 直泰 (M1、担当教員:太幡 英亮)

連名受賞 趙 卓君

受賞日 2021年8月20日

題 目 地域の山の桧を活かす 木の空間提案学生コンテスト2020

今回の受賞について一言
このような賞を頂き、大変光栄です。太幡先生を始めとする様々な方の力添えのおかげで受賞できました。ありがとぅございました。

受賞理由
1820×910の2枚の桧の板から有機的な滑らかな形態の棚を制作しました。棚は4つのユニットから構成され、ユニットの組み合わせにより様々な形態をとることが可能です。ただ単位にPC上で美しい造形を提案しただけではなく、実際につくることを想定してユニットの接合部を設計したことや、効率的な木取りを考案したことが最優秀賞受賞につながったと考えます。


日本地球惑星科学連合2021年大会 学生優秀発表賞

受賞者 二村 康平 (M1、担当教員:道林 克禎)

受賞日 2021年6月7日

題 目 フィリピン海四国海盆マドメガムリオンに発達した延性剪断帯のレオロジー特性

今回の受賞について一言
このような賞をいただき大変嬉しく思っております。岩鉱ラボの皆様、研究航海でお世話になった皆様に深く感謝いたします。今回の受賞を励みに、今後の研究に取り組んでいきたいと思います。

受賞理由
受賞者数はエントリー者数の5-10%を目安とし、「学生個人の能力を見ることに主眼をおくものとし、発表の論理構成・研究目的と結果の明瞭さ・当該研究分野の発展への貢献度・既存研究への知識に加えて、 質疑応答に指導教員が関与していないなど、学生の主体性を重視する」との審査基準を満たしたため。


令和3年防災功労者内閣総理大臣表彰

受賞者 山岡 耕春 教授

受賞日 2021年9月14日

受賞理由
氏は、昭和61年以降35年間、地震学・火山学において優れた成果を残しており、最先端の研究や幅広い知見を踏まえ、様々な場を通じて防災行政へ有用な提言を行っているほか、講演・執筆活動や防災教育等を通じて地域の防災力向上に貢献するなど、その活動は非常に幅広いものである。 研究活動においては、最先端技術を用いた地震・火山活動に係る観測技術開発及び地殻活動の解明等に取り組んでおり、高い学術成果を挙げている。近年では2016年から2020まで(公社)日本地震学会の会長を務め、2019年からは地震予知連絡会会長を務めるなど、研究活動・学会活動を主導する同氏の功績は極めて大きい。 さらに、防災行政においても、「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」の委員、「南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性に関する調査部会」の座長、「火山防災対策推進ワーキンググループ」の副主査、「日本海溝・千島海溝沿いにおける異常な現象の評価基準検討委員会」の座長などを務め、南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合の防災対応や、御嶽山噴火を踏まえた各種火山対策等において、幅広い知見から数多くの有用な提言を行うなど、多大な貢献をされている。


日本エアロゾル学会奨励賞

受賞者 上田 紗也子 (環境学研究科・研究員)

受賞日 2021年8月26日

題 目 大気エアロゾル粒子の存在状態と変遷に関する観測的研究

今回の受賞について一言
このような賞を頂き大変光栄で身に余る思いです。審査においては、環境学研究科での学生時代や日本学術振興会特別研究員RPDとして所属した際に行った研究や、旧太陽地球環境研究所や東京理科大学での研究について、これまで継続的に大気エアロゾルに関する研究活動を行ってきたことを評価して頂きました。研究活動・研究環境を支えて下さった多くの皆様に感謝の意を示します。

受賞理由
大気エアロゾルに関する野外観測および室内実験において、水透析法と電子顕微鏡を用いたエアロゾルの形態観察の研究を中心にあげてきた業績について評価頂いた。遠隔大気におけるスス粒子の研究や、山岳地域での雲の形成過程とエアロゾル粒子との関係を調べる研究などを行ってきた。これらの知見は気候に対するエアロゾルの影響を評価するために重要であり、種々の化学輸送・気候モデルのシミュレーションを精緻化することにもつながると期待される。今後、より一層の活躍が期待されたため、奨励賞を贈呈された。


国土交通省中部地方整備局 建設事業関係功労者表彰

受賞者 中村 英樹 教授

受賞日 2021年7月19日

受賞理由
多年に亘り、国土交通省建設事業関係委員会の委員として建設事業の発展等に大きく貢献された。


年次論文奨励賞

受賞者 梅木 翔太 (M2、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年7月9日

題 目 微細構造分析によるフライアッシュ強度発現メカニズムに関する評価

今回の受賞について一言
この度、年次論文奨励賞という栄えある賞を頂き大変嬉しく思います。微細構造という小さな世界の探求への入口となったような研究であり、今後とも想像力を働せつつ現象の解明に努めて参ります。共著である神林さん、Hamzaさん、そしてご指導をしてい頂いた丸山先生のお力添えがあったからこその結果と感じております。この場を借りて改めて深く感謝申し上げます。

受賞理由
第43回コンクリート工学講演会において、発表された標記の論文は選考の結果特に優秀な講演と認められた。


年次論文奨励賞

受賞者 瀬川 実暉 (M1、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年7月9日

題 目 長期間の調湿による低熱ポルトランドセメントを用いた硬化セメントペーストの空隙構造変化

今回の受賞について一言
この度、年次論文奨励賞を受賞することができ大変光栄に思っております。多大なご指導、お力添えをいただきました丸山先生、研究室の先輩方に深く感謝いたします。

受賞理由
第43回コンクリート工学講演会であなたが発表された標記の論文は選考の結果特に優秀な講演と認められました。よって実行委員会は第43回コンクリート工学講演会年次論文奨励賞を贈りその名誉を称えます。


年次論文奨励賞

受賞者 後藤 壮 (M2、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年7月9日

題 目 処女乾燥および再吸湿下における普通ポルトランドセメントの窒素吸着を用いた空隙構造評価

今回の受賞について一言
この度は年次論文奨励賞を受賞することができ,大変光栄に思います。論文の投稿にあたりご指導いただきました丸山先生,研究室のメンバーに感謝いたします。今後もこのような賞がいただけるように研究に励んでいきます。

受賞理由
 第43回コンクリート工学講演会であなたが発表された標記の論文は選考の結果特に優秀な講演と認められました。よって実行委員会は第43回コンクリート工学講演会年次論文奨励賞を贈りその名誉を称えます。


日本コンクリート工学会賞(論文賞)

受賞者 石川 俊介、丸山 一平 教授 (D3、担当教員:丸山 一平)

受賞日 2021年6月16日

題 目 Hydrogen Production and the Stability of Hardened Cement Paste under Gamma Irradiation

受賞理由
 あなた方が発表された左記論文は選考の結果コンクリート工学の向上に貢献する優秀な論文と認められました。よって本学会はここに2021年日本コンクリート工学会賞(論文賞)を贈りその業績を賞します。


日本火災学会 学生奨励賞

受賞者 岩井 祐希奈(担当教員:尾崎 文宣)

連名受賞 董 亜輝、尾崎 文宣、葉 凱

受賞日 2021年6月16日

題 目 鋼架構の火災時リダンダンシーの実験的評価 その1縮小鉄骨フレームを用いた載荷加熱実験

今回の受賞について一言
この度賞をいただき光栄に思います。研究が優秀だと認められたこと,大変嬉しく思います。ご指導いただきました先生方,協力いただいた研究室のメンバーに深く感謝いたします。今回の受賞を励みに今後も精進致します。

受賞理由
令和3年度日本火災学会研究発表会において研究内容が火災科学の進展発展に寄与する優秀なものであると認められたことによって受賞した。


京都府 京都府行政委員会等委員功労表彰

受賞者 松本 睦 教授

受賞日 2021年6月19日

受賞理由
京都府の行政委員会等の委員(大規模小売店舗立地審議会委員)として,多年にわたって地方自治(商業行政)の発展に貢献した.


日本建築学会 日本建築学会著作賞

受賞者 小松 尚 教授

連名受賞 小篠 隆生

受賞日 2021年5月31日

題 目 「地区の家」と「屋根のある広場」 ―イタリア発・公共建築のつくりかた

今回の受賞について一言
この度、栄えある日本建築学会著作賞を受賞することになり、大変嬉しく思っております。受賞にあたっては、ローマ在住の演出家である多木陽介さん、トリノ工科大学のアンドレア・ボッコさん、そして図書館コンサルタントのアントネッラ・アンニョリさんには心から感謝申し上げます。2014年の第1回調査から、3氏はさまざまな知識や人脈を惜しみなく提供、紹介してくださり、時に触れ貴重なアドバイスを与えてくれました。3氏の存在なくして、またお互いにイタリアと日本と往還しながら共通の体験や議論を重ねる時間がなければ、本書は存在しなかったでしょう。さらに、このコロナ禍に丁寧な審査を行ってくださり、本書のねらいや成果を読み取ってくださった審査員各位に御礼申し上げます。審査評でご指摘いただいたように、本書が各地の「みんなの場所」づくりの熟議の元になるとの評価は望外の喜びで、今後の私たちの活動への指針を示していただいたものとして深く感謝申し上げます。 (以上、受賞所感からの抜粋)

受賞理由
本書は、イタリアにおける「地区の家」、すなわちコミュニティセンター的施設と「屋根のある広場」、すなわち公共図書館に関する実態を報告するものである。一見、無関係なこれらの二つの施設種が取り上げられた理由は、これらが「みんなの場所」という点で、ともに現代的な公共性をもつからである。イタリアを含めた欧州の公共建築に関する詳報は多くはない中、本書はコミュニティセンターと図書館という欧州の現代社会状況をもっとも反映している施設種に着目し、足掛け5 年にわたる丁寧な現地調査によって、それらの全容を詳述している貴重な資料である。現在の我が国のように縮小する社会では、行政がこれまでのように公共施設を整備運営できなくなっている。また成熟する社会において、公共施設が、行政がトップダウン的に供給する「ハコモノ」から、官民が連携して作り育てていく「みんなの場所」へ変化している中、本書はこれからの時代の公共施設のあり方を考える上で大いに参考になる。 本書では、まず、3 つの「地区の家」について、地域の状況、問題点、設立経緯、既存建物改修時の問題点、設置機能、活動プログラム、運営体制、経営状況など、建築計画の主要観点から詳述されている。「地区の家」はいわゆる官民連携によるコミュニティハブであるが、その課題についてもまとめられている。次に、3 つの市立図書館について、まちの歴史と特徴と課題、開設の経緯、運営体勢、地域社会の抱える課題への対応、空間的特徴などの観点から詳述されている。各部の末尾には、それぞれの事例から何が学べるか、が包括的に論じられており、2 人の主要関係者による短い寄稿では、各施設の現代社会における存在意義が鋭く突かれている。これらの点において、建築計画の学術および技術の進歩発展に大いに寄与する。 今後の我が国の公共施設は、本書で紹介された事例をそのまま輸入適応すればよいというものではない。むしろ各地域の住民や行政などの関係者がつくり育てていく「みんなの場所」となるために、関係者による熟議の元となりうるのが本書である。そのため、本書は、数編の日本建築学会計画系論文集掲載論文などをもとに、なるべく平易な言葉を選び、魅力的な写真や図版などが多数使用されている。頁をめくると、こんな場所が日本にもあったらいいなと思わずにはいられない。従って、建築文化の一般社会への普及啓発にも寄与するものと高く評価される。 よって、ここに日本建築学会著作賞を贈るものである。 (以上、日本建築学会ウェブサイトに掲載された選定理由から)


日本地震工学会 2020年度日本地震工学会 論文奨励賞

受賞者 杉山 充樹 (修士課程2021年3月修了、担当教員:福和 伸夫)

受賞日 2021年5月25日

題 目 震度観測体制の年代差・地域差の定量評価と震度情報の解釈

今回の受賞について一言
採択まで苦労した論文でしたので評価していただき大変うれしく思います。この論文を通して学んだ、一つ一つの検討を着実に進める姿勢を今後につなげていきたいです。共著者の福和先生、平井先生、吉岡様には多大なお力添えをいただきました。心より感謝申し上げます。

受賞理由
本論文は日本の震度観測の開始から現在に至るまでの変遷をまとめ、気象庁地震カタログの震度データの分析により、震度観測点密度が高くなると、より震源に近い位置での強震観測記録が増え、観測最大震度が増大することを定量的に示している。具体的には、1996年以降、同程度の規模の内陸浅部で発生する地震では、観測最大震度が1程度大きくなっていることを明らかにしている。また、全国を震度観測点を基準にボロノイ分割した領域ごとに、表層地盤増幅度や人口分布を考察することで、同程度の規模の地震でも、観測点密度が高く、軟弱な地盤が広がる人口集積地帯の直下で発生すると観測最大震度が大きくなることを示している。さらに、観測最大震度の年代差・地域差を定量的に示し、気象庁、防災科学技術研究所のK-NET、自治体それぞれの震度観測点配置の特徴を明らかにしている。これらの分析結果は震度情報の解釈や防災利用の面で参考になることから、実務上、有益な研究成果が得られているといえる。以上のことから、本論文は論文奨励賞に相応しいと判断できる。(地震工学会ホームページより引用)


地域安全学会 2021年度地域安全学会春季研究発表会 優秀発表賞

受賞者 北川 夏樹 特任助教

連名受賞 蛭川 理紗、西川 智

受賞日 2021年5月21日

題 目 「「一日前プロジェクト」体験談の読了による防災意識の変容に関する一考察」

今回の受賞について一言
本研究に対してご助言いただいた,当センター内の「啓発コミュニケーション研究会」の皆様に御礼申し上げます.受賞を励みとして,同テーマの更なる探求に精進いたします.

受賞理由
上記学会の研究発表会にて発表した内容について,審査の結果,優秀発表として選定されたため.


空気調和・衛生工学会 学生優秀講演賞

受賞者 能瀬 泰明 (M1、担当教員:田中英紀)

受賞日 2021年3月19日

今回の受賞について一言
このような賞をいただき大変光栄に思います。

受賞理由
貴君は人格学業ともに優秀であり空気調和・衛生工学会振興賞学生賞に値するものと認めます。ここに学会の規定により賞状と副賞を贈って表彰します。


日本LCA学会 第16回日本LCA学会研究発表会 学生優秀ポスター発表賞

受賞者 大石 直毅 (M2、担当教員:加藤博和)

受賞日 2021年3月5日

題 目 新たなパーソナルモビリティツールのライフサイクルCO2原単位の作成


日本建築学会東海支部 学生優秀講演賞

受賞者 太田 和弥 (M2、担当教員:尾崎文宣)

受賞日 2021年3月24日

題 目 高力ボルト接合柱継手を含む鋼柱の耐火実験

今回の受賞について一言
名誉ある賞を頂き光栄に思っております。発表講演が優秀であると認められた事に大きな喜びを感じております。ご指導いただきました、先生方に深く感謝いたします。

受賞理由
令和2年度日本建築学会東海支部研究集会において優秀な発表講演であると認められたことによって受賞した。


優秀学生賞

受賞者 藤牧 哲也 (M2、担当教員:丸山一平)

受賞日 2021年3月5日

題 目 1H-NMR Relaxometry を用いた乾燥・吸湿環境下でのC3Sペーストの収縮メカニズムに関する考察

今回の受賞について一言
この度、優秀学生賞を受賞することができ大変光栄に思っております。丸山先生をはじめ、様々な方のご指導、お力添えがあったからこその結果と思います。この受賞を励みに今後も精進いたします。

受賞理由
貴方の修士論文は当協会 優秀学生賞選考委員会において受賞にふさわしいと認められましたのでここに賞します。


令和2年度高知大学海洋コア総合研究センター共同利用・共同研究成果発表会 学生最優秀発表賞

受賞者 隈 隆成 (D3、担当教員:三村 耕一)

連名受賞 長谷川 精、大島 有希子、石川 航輝(高知大学)

受賞日 2021年3月2日

題 目 米国グリーンリバー湖成層に記録された始新世前期~中期“温室期”の古環境変動~陸域気候変動と全球気候変動の対比~

今回の受賞について一言
この度は高知大学海洋コア総合研究センターで共同利用をさせて頂き、さらに成果報告会で表彰までしてもらい、大変嬉しく思います。本研究に関わってくださった皆様に心より感謝致します。


日本建築学会 東海賞

受賞者 古川 大志 (大学院環境学研究科・H20学位取得、担当教員:森 保宏)

受賞日 2021年2月23日

題 目 固有周期依存型スペクトル強さに基づく弾塑性一質点系の簡易最大変位応答評価法

今回の受賞について一言
名古屋大学大学院在学時の業績に対する受賞です。



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