環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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  特筆すべき研究成果 −受賞編−
環境学研究科構成員の研究成果について、学会等で功績が認められ受賞したものを掲載しています。
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 2003年

人工知能学会研究会特別賞
受賞者 八田 武志(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年6月26日

第3回人文地理学会賞 受賞
受賞者 溝口 常俊(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年11月15日

2003年度環境科学学会奨励賞 受賞
受賞者 加藤 博和(環境学研究科・助教授)
受賞日 2003年9月11日

日本建築学会 受賞
受賞者 福和 伸夫(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年5月30日

日本建築学会賞 受賞
受賞者 佐々木 睦朗(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年5月30日

平成14年度日本不動産学会著作者賞 受賞
受賞者 林  良嗣(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年5月21日

日本海洋学会賞 受賞
受賞者 田上 英一郎(環境学研究科・教授)
受賞日 2003年4月1日

 2002年

中部建築賞 受賞
受賞者 清水 裕之(環境学研究科・教授)
受賞日 2002年12月12日
受賞理由など
 鮮やかな緑の芝生の中に5mも張り出す大屋根の先端が見えてきた。こののびやかさとシャープさと様々な空間を包みこみ大屋根とガラスのファサード、なんといってもこれがこの建物の存在感を示している。
 可児市文化創造センターという名前のとおり、単なるホールや会議室のある貸館文化センターでなく、市民自らが文化芸術活動に参加する場である。従ってこの施設を使い運営する人たちは、中央の劇団や市役所の人達だけでなく市民である。
 とすれば、6年かけて「市民参加」という形でいくつかのフェーズでワークショップを展開し、市民が企画から設計まで参画反映してきたことは、「公共建築」ということの意味以上に、この施設のあるべき姿だったのではないだろうか。これを達成させた行政とこれに協力してきた設計者たちに敬意を表したい。
 この市民参加が、この施設の緻密な仕掛けとか、わかりやすく使いやすいプランニングに大きく寄与し、最終目的である市民による運営参画という結果を導き出したことは想像にかたくない。
 全体的に共用部分の品のよい色使いに好感がもてる。また、十字形交差の明快な動線、大屋根の天井が呼び込むそのテクスチャーと光など特徴ある技が見事である。(第34回中部建築賞パンフレット内、田中楯夫氏による講評より)

武田研究奨励賞 最優秀研究賞 受賞
受賞者 市井 和仁(環境学研究科・助手)
受賞日 2002年11月20日

2002年日本微生物生態学会論文賞 受賞
受賞者 高野 雅夫(環境学研究科・助教授)
受賞日 2002年11月16日

水文・水資源学会論文奨励賞 受賞
受賞者 樋口 篤志(地球水循環研究センター・助手)
受賞日 2002年8月21日
受賞理由など
 上記2編の論文では、草地・水田・雑木林において同時にフラックス観測を行うとともに大量の時系列衛星データの解析によって、リモートセンシングによるフラックス推定の広域化に関する検討を行った。地点観測の広域化には地表面の多様性に関する検討が必要であるが、観測機器を3ヶ所で同時運用することによって、特性の違いの把握に努めた。同時に必要とされるリモートセンシングデータの解析も行うことによって広域フラックス推定の問題にダイレクトに挑戦している。その後も、可視・赤外のリモートセンシングデータを使ったオペレーショナルな広域フラックス推定法に関する検討を継続的に行い、水文・水資源学へのオペレーショナルな利用の道を開拓している。若手研究グループ(例えば、研究グループFLUX野郎の会)においても重要な役割を果たし、分野の発展に貢献している。以上が論文奨励賞として評価された。(水文・水資源学会誌「平成14年度の表彰について」より)

 2001年

日本心理学会研究奨励賞 受賞
受賞者 川口 潤(環境学研究科・教授)
受賞日 2001年11月8日

土木学会地球環境委員会地球環境論文賞 受賞
受賞者 井村 秀文(環境学研究科・教授)
受賞日 2001年7月19日

日本大気電気学会学術研究賞 受賞
受賞者 上田  博(地球水循環研究センター・教授)
受賞日 2001年7月17日
受賞理由など
 上田博会員は、一貫して気象レーダーを用いて対流雲、特に激しい気象擾乱をもたらす積乱雲の研究を続けている。今日まで、雪雲、雷雲、梅雨前線帯の対流雲や熱帯のクラウドクラスター等の構造に関するドップラーレーダー観測を行い、雷をもたらす対流雲と雷をもたらさない対流雲の基本的な構造を明らかにした。
 また、偏波ドップラーレーダーを用いて冬季雷雲の観測を数年にわたって行い、偏波レーダーを用いた降水粒子特に霰領域の識別から、雷発生の予測を行う可能性を示した。現在も引き続きレーダー観測と同時に地上降雪粒子観測を行い、偏波レーダーを用いた雷予測の有効性の検証実験を積極的に行っている。同会員はこれらの研究を通じて、偏波ドップラーレーダーを用いた雷予測システムの構築に貢献している。
 さらに、熱帯赤道面、チベット、中国およびオーストラリアのドップラーレーダー・偏波レーダー観測に参加し、国際的な共同研究を推進し、対流雲の発生・発達機構の地域差の研究から、雷雲発生機構の地域差の研究に糸口を作った。また、数年にわたる九州西海岸における梅雨末期の局地的大雨や、北海道における竜巻雲、活発な雪雲のドップラーレーダー観測によって、対流雲の発達過程の解明を行い、対流雲内の強い下降流雷発生の関係の解明に結びつける研究を行っている。
 以上のとおり、同会員の研究成果は大気電気学の発展に大きく寄与しており、日本大気電気学会学術研究賞に値するものとして、ここに推薦する。(日本大気電気学会学術賞選考委員会推薦理由書より)

日本建築学会賞 受賞
受賞者 清水 裕之(環境学研究科・教授)
受賞日 2001年5月30日