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広報誌「KWAN(環)」の発刊にあたって
西のかた陽関をいずれば
黄砂の源を訪ねて-その1
専門知識と素人
転任にあたって
官僚とダイオキシン
総合的な学習で町づくり
事務部の窓
創設から2年目を迎えて

名古屋大学大学院
環境学研究科へ

 

創設から2年目を迎えて
環境学研究科長 久野 覚

 2001年4月に創設されて1年が過ぎました。初代研究科長の小川克郎名誉教授が定年退官されて、2代目研究科長となりました。創設期ですので当然ながら、この一年、研究科内外で様々の出来事がありましたが、大事なくここまで来ました。短縮修了の博士(環境学)、修士(環境学)取得者も出ました。
 教育システムとして、専攻間を繋ぐ研究科共通科目として設定された体系理解科目も一通り第一年目が終わり、色々苦労しながらも段々良くなっていくだろうと思っています。同様に研究科全体で行う連携研究プロジェクトの方も、中頃から後半になって多くのシンポジウム・研究会などのイベントが開催されるようになってきました。これから益々盛んになって行くであろうと思います。
 このような教育研究システムは、新しく「持続性学」「安全安心学」を創っていこうという研究科の理念によるものですが、横型、連携融合型学問領域の形成という理念の一方で、縦型、従来型の学問領域の継承を行い、縦と横を両方行ってバランスを取りながら「名古屋大学環境学」を発展させるということも研究科の理念として掲げています。
この広報誌には様々な分野の紹介がなされることと思いますが、この理念にしたがっています。外に対しては本研究科をご理解いただくために、内に対しては益々の活性化を図るために、活用されればと思っております。

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