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地球規模課題

名古屋大学環境学研究科では令和3年度より地球規模課題として10課題を選定し、取り組みを開始しました。それぞれの課題では、異なった専攻の教員のチームが世話人となって、シンポジウムなどの企画をしています。環境学研究科の扱う環境や防災に関わる課題は、単一の分野の知見では解決できず、文理にまたがる広い知見を必要とするからです。またこの取り組みを通じ、個別分野の研究が課題解決にどのように関与しているかを明らかにし、さらには新たな研究分野の開拓にもつながることが期待できます。

教育面でも、この10課題の取り組みは、環境学研究科の教育方針と合致します。環境学研究科の教育は学際的分野を重視した教育をおこなっています。研究科の学位授与方針でも「環境学を構成する理学、工学、人文・社会科学の視点を有した学際的分野に比重を置いた単位取得をした場合に、修士(または博士)(環境学)を授与します。また環境学の枠組みを支える学術分野の専門分野に重点を置いた単位取得をした場合には、専門分野に応じた修士(または博士)の学位を授与します。」とされています。環境学研究科で学ぶ学生たちが、将来社会で活躍する際の糧を得る機会も提供しています。

環境学研究科への進学を検討されている学生さんも、この地球規模課題の中に自分が関心を持てる課題を発見したら、ぜひ担当する先生にコンタクトをしてください。地球規模課題に関わる幅広い学問分野を意識し、それぞれの修士・博士論文の研究に取り組むことは、まさに環境学研究科が目指している教育なのです。


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