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このコーナーでは、環境学研究科の教員や修了生がそれぞれの関心や出来事について広く語りかけます。

環境学研究科はどんな所?

顔写真

国際教育交流センター 教育交流部門
環境学研究科 留学生担当・国際化推進担当
Chun Sohyun 講師

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環境学学生が取ったベスト写真:
四日市市コンビナート夜景
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公害問題について勉強会:
学生が作ったSloganは、
“Think Locally, Solve Globally‼”
(2019年12月7日・環境学学生と四日市市にて)
「環境学研究科はどんな所?」どんな魅力があって海外27か国から170人の留学生が環境学にやって来るのだろうか。2018年4月国際化推進教員として、初めて環境学に来たばかりの私は、留学生アドバイザーの立場を利用して学生に聞き始めた。毎日、色んな悩み相談を持って来る学生に、最後にちょっと聞いてみた。「どうして環境学を勉強するようになったんですか?」すると、悩みで泣いたり怒ったりしていた学生の顔は、すぐ生き生きとして明るくなり、自分の研究分野について熱心に説明し始める。初めて環境問題に興味を待った経験、どうやって専門分野と環境学の繋がりを探したのか、自分の研究分野の重要さを熱心に説明してくれた。文学を勉強した私は、全然聞いたこともない萬の研究分野の話がどんどん出て来て、海・大気の分析、砂漠化、公害、エコーマネージャー、空き家、田舎の交通、災害対策などそれぞれの環境分野の話を聞くことだけでも頭は一杯。でも学生は、その環境問題の解決に少しでも貢献したいと、自分の抱負まで言いながら、その話をしている間に、相談に乗った悩みを自分でスッキリ解決できる時も多かった。環境学の魅力を語る説明は、環境学教員より、学生の方がうまかった。初めて自分が感じた魅力を学生たちは忘れないでほしい。
環境学研究科の留学生との付き合いはまだ2年間だが、惜しいことは、その学生一人一人の熱心な姿や声が動画や録音にも残らず、私の記憶だけに留まっているということ。ぜひこのような学生の声を研究科の皆さんともっとシェアする機会を設けて行きたい。環境学研究科の研究領域は多岐にわたり、分野横断的な学びに絶好な場であるにもかかわらず、分野間で交流するする機会がまだまだ少ない。学生が自分の研究だけではなく、お互いに意見交換、交流できる場があったらもっと楽しい研究生活になるのではないか。
留学生の皆さんの環境学の勉強をサポートするとともに、環境学の中での交流が活発になるように、今後も交流イベントやスタディーツアーなど体験型授業を通じて、分野を超えた学生間の交流を促進し、学生が研究の面白さを体感し、何か気づきを得られるきっかけづくりをしていきたい。それぞれの分野が一緒に共同研究を行うだけでなく、それぞれの世界各地からの学生を一つに繋げられる素敵な場所、それが私にとっての環境学研究科です。
(じょん そひょん)

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