9月12日〜16日にフランスのパリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校（以下ENSA-PVS）で開催された日仏米合同建築・都市設計ワークショップに、都市環境学専攻建築学コース博士前期課程１年の大原綾乃・國本築永・竹内佑里・牧野由佳・李莉が参加しました。

　本ワークショップは、2009年春以降実施されてきた名古屋大学大学院環境学研究科（以下GSES-NU）とENSA-PVSの合同建築・都市設計ワークショップの第４回目で、今回から米国のカンザス大学建築・デザイン・計画学部（以下KU）も加わりました。ENSA-PVSから18名、KUから10名、GSES-NUから5名の学生が参加しました。学生達は、５つの日仏米混成チームを結成し、Bercy-Poniatowski地区（パリ市南東部・セーヌ川沿岸に位置するENSA-PVSの対岸の、幹線道路・高速道路・鉄道が複雑に交差する敷地）に対する建築・都市設計提案を５日間で検討しました。言葉や作業の進め方の違いに戸惑いながらも、何とか作業を進め、最終日には図面（A0版２枚）と模型を使って提案を発表しました。ワークショップを指導したのは、ENSA-PVSのBoris Weliachew教授・Pierre Rigaudeau教授・Jean-Luc Chassais教授、KUのWojciech Lesnikowski教授、GSES-NUの村山顕人准教授です。ワークショップの合間には、ENSA-PVSが立地するParis Rive Gaucheの再開発を担う都市開発会社SEMAPAも訪問しました。

　本ワークショップは、ENSA-PVSとGSES-NUの間で締結された協定及び覚書の下、組織的若手派遣プログラム及び留学生交流支援制度の支援も受けて実施しました。

関連記事
2010年 9月　ENSA-PVSとワークショップ
2010年 4月　ENSA-PVS / GSES-NU合同建築・都市設計ワークショップ
2009年11月　ENSA-PVSと協定等を締結
2009年 9月　JAPON WORKSHOP　ENSA-PVS / GSES-NU2009-2012 PROSPECTIVE METROPOLITAINEに参加
2009年 4月　ENSA-PVS / GSES-NU合同建築・都市設計ワークショップ