環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 名チャリプロジェクトチームが平成22年度総長顕彰を受賞しました

 名チャリプロジェクトチームが、平成22年度「総長顕彰」を受賞しました。
 まず、名チャリとは、名古屋市で放置・廃棄予定の自転車を再利用したコミュニティサイクルの愛称です。コミュニティサイクルは、実施エリア内に自転車の貸出・返却ができる複数箇所の駐輪場を設置し、利用者がその駐輪場間での移動を自由にできるシステムです。利用者は、原則的に駐輪場間の移動のみに使うため、駐輪場以外での駐輪される時間を短縮でき、一台の自転車を複数の人たちで利用でき、共有が進む特徴を持っています。これにより、廃棄物の削減、自動車から自転車利用への転換促進等に寄与すると考えています。これまで、環境政策論講座竹内研究室の学生が中心となり、2007年から名古屋市内で社会実験を行ってきました。そして、近年では、名古屋市役所の政策に実際に取り組まれ、名古屋という都市に根付き始めています。
 総長顕彰は、「学問の研鑽や文化・社会活動等を通じて「名古屋大学学術憲章」の目指す人材像を実践している学生を讃えるとともに、その活動を広く周知することにより、優れた人格と創造性を兼ね備えた人材群のさらなる創出の促進を図ることを目的」としている顕彰です。そして、このたび、名チャリプロジェクトは、「自らの信念に基づき正課外の諸活動を行い、顕著な活動成果を収めている活動、または活動自体が極めて社会の貢献に資している学生又は団体」として選ばれました。
 このような学生中心のプロジェクトが、環境問題の解決に貢献できることを実感することができ、私たちだけではなく、今後、より多くの人の手により活発になることを願っています。
関連記事:2008年社会実験の様子

 写真

写真1
授与式にて濱口総長と記念撮影
写真2
総長顕彰の賞状