【果たした役割】学外への広報、宣伝のための媒体としては、全国あちらこちらの市民図書館や大学関係の図書室ばかりでなく、文化会館など公共施設にも置いてもらわなければならない。という話をしていると、又もや森博嗣さんが、「一々置きに言ったりするのは時間の無駄なので、定型封筒に入るサイズで作りましょう。」と発言し、即座に決まった。中身がない割にカラーをふんだんに使い、莫大な費用をかける広報誌全盛のなかで、私たちはその反対をめざした。「小さくてもキラッと光る広報誌」が目指す着地点だった。創刊後4年が経つ今顧ると、目標が気宇壮大だっただけに成果は大きくなかったと言わなければならないと思っている。それでも、創刊号を繙けば溝口常俊の「西のかた陽関をいずれば」、西澤泰彦「専門知識と素人」を始め、力作KWAN「環」創刊後の4年間を顧みて 「変わりゆくエリート教員文化」のなかでハノーヴァ近郊の州立シュタットハーゲン校で大川の特別授業を受けた生徒たち 2002年3月21
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