天津大学と合同建築・都市設計ワークショップを開催

大学院環境学研究科都市環境学専攻建築学コースでは、2015年5月25日(月)から29日(金)までの5日間、名古屋大学東山キャンパス環境総合館1階レクチャーホールを主会場として、中国の天津大学と合同で、建築・都市設計ワークショップを開催しました。今回は天津大学の都市計画や建築を専攻する大学院生・学部生8名と名古屋大学建築学コースの大学院生17名(うち2名はNUPACE留学生としてパリのENSA-PVSから名古屋大学に在籍中)の計25名が参加しました。ワークショップの指導は、鄭穎副教授(天津大学)、小松尚准教授、高取千佳助教(名古屋大学)と4名のティーチングアシスタントが行いました。

本ワークショップは、名古屋大学建築学コースと天津大学の修士課程学生を対象に、異なる文化的背景を持った学生同士がコミュニケーションを取りながら一つの建築・都市デザインの提案をまとめる機会として2009年から開催しています。

今年は、名古屋の都心を特徴付ける2つの都市軸(久屋大通と新堀川)をつなぐエリアを対象に、公共空間や商業・居住空間の整備、新堀川を活かした水と風の道のデザイン、減災等をテーマに、建築・都市デザイン提案を検討しました。2つの都市軸の接点にはフラリエや堀留水処理センター、公営住宅、中学校など公共施設が集積し、久屋大通公園と新堀川という公共空間、都市インフラを有機的につなぐための条件が整っています。同時に、都市スケールと建築スケールの各地域の特性に応じた地区スケールの計画が重要となります。

参加学生は両大学の学生が混成する4つのグループに分かれ、導入講義の後、対象エリアを現地踏査した上で、建築・都市デザインに関わる分析と提案に向けた協働作業を行いました。1日目は名古屋の都市計画・まちづくりとランドスケープ・デザインに関する講義を受け、現地見学に基づき課題や魅力を共有、分析し、2日目以降はグループ作業を行い、3日目には中間発表会、5日目の夕方には成果発表会と送別会を行いました。この間、4日目には豊田講堂の見学も行いました。成果発表会では、各グループの調査・提案が図面(A1版4枚)と模型によって発表されました。時間の制限はあったものの、どの提案も今後の建築・都市デザインの参考になる刺激的な内容でした。また成果発表会には名古屋大学の教員と学生だけではなく、名古屋の行政関係者や建築・都市デザイン関係者も来場し、意見交換が行われました。

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講義
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現地調査
 
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現地調査
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グループ作業
 
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中間発表会
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中間発表会
 
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豊田講堂見学
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グループ作業
 
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グループ作業
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成果発表会
 
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成果発表会
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成果発表会
 
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参加者集合写真
 


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