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このコーナーでは、環境学研究科の教員や修了生ががそれぞれの関心や出来事について広く語りかけます。

環境学研究科とグローバル人材育成

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国際教育交流センター 教育交流部門
環境学研究科 留学生担当・国際化推進担当
富岡 良子 特任講師

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稲刈りの様子(2017年11月 於ラオス)
環境学研究科の留学生担当・国際化推進担当を務めています。私は職務上、国際教育プログラムの企画・運営に携わることが多くありますが、今年度は11月に環境学研究科の学生がラオスで実施する調査へ運営補助として同行する機会に恵まれました。これは研究科のとある通年授業の一環で実施された調査でしたが、授業テーマでもある「持続可能な地域づくり」のヒントを得る旅となったようです。調査の詳細は授業担当の先生方にお任せするとしまして、ここでは私の関心領域である「グローバル人材育成」という観点からお話しようと思います。
大学におけるグローバル人材育成は、時代とともにグローバル人材の定義そのものも変化を続け、語学習得だけに限らない、海外留学だけが手段ではない、といったように目標や方法論なども多様化かつ重層化してきました。今回のラオス調査のチームは、日本人学生・留学生、さらに専攻も異なる学生で構成されていました。いわゆる異文化メンバーでチームを組んだわけですが、異なる個性が多様な視点で意見を持ち寄り、新しい発想を目指して議論を重ね、非常に良いチームワークで調査報告まで至るという、私にとってはグローバル人材育成プログラムの模範例を見たような経験となりました。ラオスでの調査そのものも、学生の視野を広げる機会や語学力を研鑽する場として、それ自体にも価値はあったと思いますが、学生たちが毎週の授業を通して、聞く力や課題を発見する力、異なる価値観の人と意見を交わす力などの「グローバル人」として必要な能力を向上させたことが、こうした成果に結びついたのだと感じました。
環境学研究科では、日本人学生と留学生がともに学ぶ光景は日常です。また、全専攻の学生必修の体系理解科目が、異なる専攻の学生同士が切磋琢磨するプラットフォームとして機能しているのでしょう。グローバル人材育成において、留学などの海外経験は重要な要素のひとつですが、学内でどのような学習環境を提供するか、ということの大切さを改めて実感しました。
(とみおか りょうこ)

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