物理海洋学  (3400107)
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専攻,課程  :  地球環境科学専攻   前期課程
科目区分  :  I 類
授業形態  :  講義
担当教員  :  相木秀則 准教授, 石坂丞二 教授
単位数  :  2
学期  :  春学期
講義時間帯  :  火曜    4限
講義場所  :  環境共用館大講義室
 
目的・ねらい
【授業の目的】
地球上の海洋の全熱容量は大気の全熱容量の約1000倍あります.このため海洋は熱帯域の加熱と極域の冷却の間を繋ぐパイプの役割を果たします.1回-11回は相木が担当し、黒潮の流路変動,エルニーニョ現象のような気候変動,グリーンランド沖での深層水の形成といったさまざまな時空間スケールの現象を理解する為の基礎を学びます.海洋の循環や波動を理解する為には,特に横方向の壁(=陸地)の影響が鍵となります.12回-15回は石坂が担当し、人工衛星から海洋の状態を計測する技術、および、物理と生物の知見を組み合わせて海洋の物質循環を理解する為の基礎を学びます。

【到達目標】
海洋観測と力学理論がそれぞれどのような限界を有し、互いに補い合っているのかを理解できるようになる。
海洋力学が水産、海洋環境、気候力学とどのように連携発展してきたのかを理解できるようになる。
海洋の表層循環と深層循環の違いを力学的に理解できるようになる。
黒潮やメキシコ湾流のような強い海流がそれぞれ太平洋の西岸と大西洋の西岸に位置している理由を力学的に理解できるようになる。

【該当ディプロマポリシー】
DP1:環境学の基礎に関して十分な学識を身につけるとともに、環境に関わる諸問題に関して幅広い関心を持ち、知識を獲得することができる。

授業内容
【授業の構成】
1 海洋物理学と関連分野
2 風成循環と熱塩循環
3 大気海洋相互作用,鉛直混合,海底地形
4 衛星観測,船舶観測,係留ブイ,漂流ブイ
5 1.5層モデル,地衡流調節
6 ロスビー波,準地衡渦度方程式
7 回転水槽実験
8 スベルドラップ循環,渦粘性
9 サブダクション,モード水,大気海洋間フラックス
10 潮汐
11 熱塩循環の多重平衡解
12-13 海洋のリモートセンシング:原理・特徴・応用
14-15 海洋の低次生態系、海洋の物質循環

【履修条件・関連する科目】
フーリエ解析と偏微分方程式について学部/大学院入試レベルの知識があること

【授業時間外学習の指示】
授業のスライドを電子媒体で配布するので予習復習をしておくこと
成績評価方法・基準
出席、小テスト、レポート
教科書
海洋の物理学  花輪公雄著
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320047129

参考書ならびに授業を受けるに当たっての注意事項等
単位は出せないが学部3・4年生(理学部・農学部・工学部・情報学部など)の受講も奨励する。
授業言語
・スライド・資料: 一部英語
・口頭説明: 日本語のみ
・英語による質問への対応: 可
担当教員のE-Mail, TEL, 居室など
aiki@nagoya-u.jp, 内線3433, 研究所共同館I-731号室
jishizaka@nagoya-u.jp, 内線3487, 研究所共同館I-735号室
メールアドレスはnagoya-u.ac.jpではないので注意してください

ビデオ会議授業のアクセス先(NUCTを参照するか担当教員にメールを書いて問い合わせてください)
ビデオ会議授業の練習(任意参加):4/14木曜日  14:45−15:15
正規の授業第1回目:4/21木曜日  14:45−16:15
 
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