メソ気象学  (191540)
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専攻,課程  :  地球環境科学専攻   前期課程
科目区分  :  I 類
授業形態  :  講義
担当教員  :  篠田太郎 准教授
単位数  :  2
講義時間帯  :      
講義場所  : 
 
目的・ねらい
水の相変化を伴う大気熱力学・力学過程を理解し、実際の降水現象を物理的に理解することを目的とする。また、修士論文の執筆に役立てるために、レポートを課す(時期は未定)ことで、きちんと考えて文章を書くことを身に付けてもらう。さらに、講義1回分を使って研究発表の方法についてのレクチャーと実践を行う予定である。
授業内容
本講義では、メソスケールの気象現象を理解するための雲力学(cloud dynamics)と雲物理学(cloud microphysics)の基礎を概観するとともに、実際の降水現象への適用についての説明を行う。最初にメソスケールの現象を概観し、基礎となる大気の熱力学の講義を行う。次いで、雲・降水粒子を理解するための雲微物理過程の講義を行う。これらの基礎的な講義の後に、実際の現象である積雲・積乱雲・降水システムについて、先の講義の内容を適用しながら理解することを試みる。最後に、降水システムを理解するための手段として、気象レーダによる観測手法と数値モデルの構造についての説明を行う。

授業計画
(1) はじめに(1回)
・ 講義の流れ・目的の紹介
・ メソスケールについての説明
(2) 乾燥大気・湿潤大気の熱力学(4回)
・ 温位・仮温位・相当温位・安定度・CAPEなどについての説明
(3) 雲微物理過程(2回)
・ 雲粒と雨滴
・ 様々な固体粒子(氷晶・雪片・霰・雹)
(4) 発表についてのレクチャーと発表練習(1回)
(5) 積雲・積乱雲の力学(2回)
・ 浮力
・ 降水セルの一生
・ 積乱雲内部の気流場
・ スーパーセル
(6) メソ降水系の力学(2回)
・ 対流性降水域と層状性降水域
・ 線状降水帯の走向と大気環境場
(6) 降水系の観測(1回)
・ ドップラーレーダ・偏波レーダによる降水系の観測
(7) 数値モデルによる降水系の表現(2回)
・ 雲解像モデルによる降水系の数値シミュレーション
成績評価方法・基準
講義への参画状況(質問などの積極性を特に評価する)と不定期に課すレポートにより評価する。
教科書
特に定めない。
参考書ならびに授業を受けるに当たっての注意事項等
・メソ気象の基礎理論(小倉義光, 東京大学出版会, 1997)
・Cloud Dynamics second edition (R. A. Houze, Academic Press, 2014)
・Storm and Cloud Dynamics second edition (W. R. Cotton, G. H. Bryan, S. C. van den Heever, Academic Press, 2011)
授業言語
・スライド・資料:
・口頭説明:
・英語による質問への対応:
担当教員のE-Mail, TEL, 居室など
研究所共同館6階633号室
内線 3494, 直通電話 052-789-3494
E-mail: shinoda@rain.hyarc.nagoya-u.ac.jp
 
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