シンポジウム「巨大災害へのレジリエンスをどうとらえるか?」を開催

環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター及び減災連携研究センターの共催で,5月20日(水),減災館においてシンポジウム「巨大災害へのレジリエンスをどうとらえるか?ビッグデータ・インフラ技術・土地利用マネジメントの統合」を開催しました.これは,文部科学省の大学発グリーンイノベーション創出事業「グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス(GRENE)」環境情報分野「環境情報技術を用いたレジリエントな国土のデザイン」(GRENE-City,代表者:林良嗣・環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター長・教授)の成果報告の一環として行われたものです.GRENE総括である東京大学工学系研究科の小池俊雄教授による基調講演「ビッグデータでレジリエンスをこうとらえる」では,地球規模での環境問題やレジリエントな社会の構築には,確かな情報の共有による分野間連携だけでなく,科学と社会の連携によるステークホルダーの協働が重要であることが述べられました.続いて,GRENE-Cityメンバーによるショートスピーチ「私はレジリエンスをこうとらえる」と,明治大学の中林一樹特任教授,名古屋市役所企画課長の難波伸治氏ほかが参加したパネルディスカッション「レジリエンスをどうとらえるか?」では,レジリエンスとはどのような概念で,どのように確保向上していけばよいか,そのためにハードとソフトのアプローチをどう融合させるかについて活発な討論が行われ,レジリエンスについての様々な発想を分野横断的に繰り返し議論することの重要性が指摘されました.



PAGE TOP