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事務部の窓

名古屋大学大学院
環境学研究科へ

 

事務部の窓

【DATA BOX】

○平成13年度の主要行事

平成13年4月1日
  名古屋大学大学院環境学研究科が設置される。
  初代研究科長に小川克郎教授が就任(任期:H13.4.1〜H14.3.31)
平成13年4月1日
  環境学研究科と名古屋工業大学大学院工学研究科と単位互換に関する協定書を締結(全学間)
平成13年4月25日
  環境学研究科入学式を挙行
(場所:名古屋大学シンポジオンホール)
  入学者数:博士課程前期課程168名、博士課程後期課程73名、計241名
平成13年6月9日
  環境学研究科創設記念シンポジウムを開催
(場所:名古屋大学工学研究科講会議室)
  講演テーマ「21世紀を環境の世紀とするために−公害の原点四日市に学ぶ−」
  講演1「公害のまちから環境都市の建設に」
    玉置泰生氏:前四日市市助役、(財)国際環境技術移転研究センター技術顧問
  講演2「四日市公害に直面して」
    鶴巻良輔氏:元(株)昭和シェル石油代表取締役社長
  講演3「四日市公害問題への学者としての挑戦」
    吉田克己氏:三重大学名誉教授
  講演4「激甚公害との戦い」
    橋本道夫氏:元環境庁大気保全局長
平成13年10月26日
  環境学研究科留学生特別コース入学式を挙行
(場所:豊田講堂第1会議室)
  入学者数:博士課程・後期課程5名(ネパール2名、中国・韓国・バングラデシュ各1名)
平成13年11月9日
  環境学研究科創設記念講演会を開催
(場所:メルパルクNAGOYA)
  講演テーマ「21世紀を環境の世紀とするために−環境学への期待−」
  講演1「地球温暖化と水循環」
    真鍋淑郎氏:地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域長
  講演2「干潟のいのちがつなぐもの−藤前干潟保全がもつ意味−」
    辻 淳夫氏:藤前干潟を守る会代表
  講演3「トヨタの環境戦略」
    内山田武志氏:トヨタ自動車株式会社常務取締役
平成13年12月4日〜12月15日
  まちとすまいの夕べ「住みつづけられる環境づくり」を開催(場所:名古屋都市センターまちづくり広場)
  講演1「縁の下の力持ち−建物の足元を支える技術」
    飛田 潤氏:工学部・振動等集中管理室
  講演2「AtYourOwnRisk〜安心に暮らすために〜」
    森 保宏氏:環境学研究科都市環境学専攻
  講演3「住宅の冷暖房と換気」
    齋藤輝幸氏:環境学研究科都市環境学専攻
  講演4「空間づくりから見たインドの文化」
    野々垣篤氏:工学部・施設計画推進室
  講演5「作り方をデザインする(コンクリートの施工設計法)」
    森 博嗣氏:環境学研究科都市環境学専攻
  講演6「私たちの周辺環境の問題点と改善策」
    谷口 元氏:工学部・施設計画推進室
平成14年2月23日
  名古屋大学環境学シンポジウムを開催
(場所:名古屋大学豊田講堂ホール)
  講演テーマ「市民とともに築く都市環境−開かれた大学を目指す名古屋大学−」
  講演1「地球の未来は何処に−エネルギーと地球環境−」
    高野雅夫氏:環境学研究科地球環境科学専攻
井村秀文氏:環境学研究科都市環境学専攻
  講演2「急増する都市エネルギーを如何に解決するか」
    佐野 充氏:環境学研究科都市環境学専攻
奥宮正哉氏;理工科学総合研究センター
  講演3「安心で安全な都市づくり−地震予知と都市防災−」
    山岡耕春氏:環境学研究科附属地震火山観測研究センター
福和伸夫氏:環境学研究科都市環境学専攻
  講演4「循環型社会の実現に向けて」
    柳下正治氏:環境学研究科社会環境学専攻
廣瀬幸雄氏:環境学研究科社会環境学専攻
  講演5「環境研究の推進に関する国家戦略」
    渡邊 信氏:総合科学技術会議参事官
  講演6「21世紀の環境研究−文理融合の試金石−」
    石井紫郎氏:総合科学技術会議議員
  総合討論コメント1「中高生の学習意欲を刺激する環境教育・防災教育」
    村上 隆氏:教育発達学研究科心理発達科学専攻
  総合討論コメント2「都市環境への工学の寄与」
    平野眞一氏:工学研究科応用化学専攻
平成14年3月25日
  名古屋大学卒業式(学位授与式)を挙行
(場所:名古屋大学豊田講堂ホール)
  環境学研究科から修士(環境学)、博士(環境学)の学位を各1名(いずれも短縮修了者)に授与

○平成14年度大学院入試実施状況

<博士課程・前期課程>

専 攻
入学定員
志願者数
合格者数
入学者数
本学出身者
他大学出身者
合計
地球環境科学専攻
54

<5>
81
(20)
<1>
59
(18)
<1>
7
(1)
<0>
39
(13)
<1>
46
(14)
<1>
都市環境学専攻
47

<5>
99
(25)
<4>
58
(15)
<2>
30
(7)
<0>
17
(6)
<2>
47
(13)
<2>
社会環境学専攻
36

<5>
94
(41)
<15>
39
(19)
<1>
19
(8)
<1>
18
(10)
<0>
37
(18)
<1>
合 計
137

<15>
274
(86)
<20>
156
(52)
<4>
56
(16)
<1>
74
(29)
<3>
130
(45)
<4>
(注)( )の数字は女子の学生数、< >の数字は外国人留学生数をそれぞれ内数で示す。

<博士課程・後期課程>

専 攻
入学定員
志願者数
合格者数
入・進学者数
本学出身者
他大学出身者
合計
地球環境科学専攻
25

<5>
23
(6)
<2>
22
(6)
<2>
13
(2)
<2>
《12》
8
(3)
<0>
21
(5)
<2>
都市環境学専攻

21

<5>

17
(5)
<5>
15
(4)
<4>
8
(2)
<2>
《6》
7
(2)
<2>
15
(4)
<4>
社会環境学専攻
18

<5>
34
(13)
<4>
15
(7)
<2>
6
(3)
<1>
《6》
8
(4)
<1>
14
(7)
<2>
合 計
64

<15>
74
(24)
<11>
52
(17)
<8>
27
(7)
<5>
《24》
23
(9)
<3>
50
(16)
<8>
(注)( )の数字は女子の学生数、< >の数字は外国人留学生数、
《 》の数字は進学者数をそれぞれ内数で示す。

○国・地域別外国人留学生の在籍数
国・地域別外国人留学生の在籍数

【教職員の異動】

(転 出)
H14.5.1 大西宏治 社会環境学専攻地理学講座助手
(富山大学人文学部助教授へ)
(採 用)
H14.6.1 土屋 純 社会環境学専攻地理学講座助手
H14.7.16 柴山春代 環境学研究科・地球水循環研究センター会計掛事務補佐員

【学術交流協定の締結】

 環境学研究科は、平成14年7月、南オーストラリア大学・フリンダース大学・アデレード大学(以下「南豪州3大学」という。)と学術交流に関する協定を締結しました。この協定に基づく最初の留学生として、都市環境学専攻博士課程前期課程2年の杉本淳君が、平成14年7月1日から6月間、南オーストラリア大学に留学しました。窓口教官は都市環境学専攻の林 良嗣教授です。
 また、平成14年9月、久野 覚研究科長がアラスカ大学地球物理学研究所を訪れ(同行:木股文昭助教授、中澤志げ子会計掛主任)、本研究科と同研究所との学術交流に関する協定書に署名しました。窓口教官は附属地震火山観測研究センターの木股文昭助教授です。
 これらの協定書の締結により、本研究科と南豪州3大学及びアラスカ大学地球物理学研究所との学術交流が今後さらに活発に行われることが期待されます。

<原稿募集>

 本誌は名古屋大学環境学研究科の広報誌ですが、内部外部を問わず原稿を広く募集しています。「環境」をキーワードにしたものであれば、内容は問いません。文字数についても自由ですが、長いものは連載になります。(事前に広報委員へご相談いただけると助かります。)読み物として面白いものを採用したいと思います。

名古屋大学大学院環境学研究科広報委員会
阿部 理・市川康明・海津正倫・大川睦夫・
岡田佳代子・木俣文昭・平原康大・森 博嗣
koho@env.nagoya-u.ac.jp

<編集後記>

 内外の環境問題が騒がしい。南ア・環境開発サミットは先進国間にも経済と環境の調和に異見があることを露呈した。米国一国支配の危うさがここにもある。経済産業省は石油税を改組してCO2排出量を課税基準とした「エネルギー環境税」を創設するという。炭素税が目標とする排出抑制効果は期待できないが、日本を蝕む既得権益の柵に風穴が開くことを期待したい。半世紀を経た「戦後日本」システムがメルトダウンする前に。     (文責:市川)

KWAN「環」2号
名古屋大学大学院環境学研究科広報委員会

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