環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校、天津大学と合同建築・都市設計ワークショップを開催

 大学院環境学研究科都市環境学専攻建築学コースでは、2014年4月14日(月)から18日(金)までの5日間、名古屋大学東山キャンパス環境総合館1階レクチャーホールを主会場として、フランスのパリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校(ENSA-PVS)と合同で、「都市の活性化と減災に向けた駅を中心とする市街地の再整備」について調査・提案する建築・都市設計ワークショップを開催しました。今回はENSA-PVSの大学院生13名(うち1名はNUPACE留学生として名古屋大学に在籍中)と天津大学の大学院生1名及び名古屋大学建築学コースの大学院生・研究生21名の計35名が参加しました。ワークショップの指導は、Boris Weliachew教授、Marc Dilet教授(以上ENSA-PVS)、鄭穎副教授(天津大学)、小松尚准教授、高取千佳助教(以上名古屋大学)、村山顕人准教授(東京大学)と5名のティーチングアシスタントが行いました
 本ワークショップは、異なるバックグラウンドを持つ学生同士が英語で対話し協働し、提案する貴重な機会を提供するものですが、この取り組みは、2009年4月以降、両大学の間で締結された学術交流協定に基づき実施されています。毎年4月に名大で、9月にパリでWSを行っており、名大でのWSは今回が5回目(パリでのWSを含めると9回目)になります。
 参加者は、5つの国際グループに分かれ、3年前に延伸した名古屋市営地下鉄桜通線の鳴子北駅と相生山駅を含む地区を対象に、地区スケールの都市デザインと駅そば生活圏にふさわしい住宅、そして自然災害に対する減災対策について調査・提案しました。1日目は名古屋の都市計画・まちづくりと日本の住宅の空間構成に関する講義を受け、現地見学に基づき課題や魅力を共有し、2日目以降はグループ作業を行い、3日目には中間発表会、5日目の夕方には成果発表会と送別会を行いました。この間、2日目には減災館、4日目には豊田講堂の見学を行いました。成果発表会では、各グループの調査・提案が図面(A1版4枚)と模型によって発表されました。時間の制限はあったものの、どの提案も今後の建築・都市デザインの参考になる刺激的な内容でした。名古屋大学の教員と学生だけではなく、名古屋の行政関係者や建築・都市デザイン関係者も来場し、意見交換が行われました。

 写真

写真1
講義
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現地調査
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グループ作業
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減災館見学
写真5
中間発表会
写真6
中間発表会
写真7
豊田講堂見学
写真8
グループ作業
写真9
グループ作業
写真10
成果発表会
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成果発表会
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成果発表会
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参加者集合写真