環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校と合同建築・都市設計ワークショップを開催

 大学院環境学研究科都市環境学専攻建築学コースでは、2013年4月29日(月)から5月3日(金)までの5日間、名古屋大学東山キャンパス環境総合館1階レクチャーホールを主会場として、フランスのパリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校(ENSA-PVS)と合同で、「都市の活性化と減災に向けた駅を中心とする市街地の再整備」について調査・提案する建築・都市設計ワークショップを開催しました。ENSA-PVSの大学院生13名(うち2名はNUPACE留学生として名古屋大学に在籍中)及び名古屋大学建築学コースの大学院生・研究生17名が参加しました。ワークショップの指導は、Boris Weliachew教授、小松尚准教授、村山顕人准教授と4名のティーチングアシスタントが行いました。
 本ワークショップは、異なるバックグラウンドを持つ両大学の学生に英語で対話し協働する貴重な機会を提供するもので、参加者は、5つの国際グループに分かれ、それぞれ池下駅、本山駅、東山公園駅、星ヶ丘駅、藤が丘駅を中心とする市街地を対象に調査・提案しました。1日目は全員自己紹介と名古屋の都市形成と都市計画・まちづくりに関する講義、現地見学、ウェルカムパーティー、2日目以降はグループ毎の作業で、2日目には地域防災ホールの見学、3日目には中間発表会、5日目の夕方には成果発表会と送別会を行いました。成果発表会では、各グループの調査・提案が図面(A1版4枚)と模型によって披露されました。どの提案も今後の都市デザインの参考になる刺激的な内容で、名古屋大学の教員と学生だけではなく、名古屋市や名古屋都市センターの行政関係者も来場し、活発な意見交換が行われました。
 こうした取り組みは、2009年4月以降、両大学の間で締結された学術交流協定に基づき実施されています。毎年4月または5月(ただし、東日本大震災が発生した2011年を除く)に、ENSA-PVSの大学院生12名程度が名古屋大学を訪問し、名古屋大学の大学院生と5日間のワークショップを行っており、今回が4回目です。また、毎年9月・10月には、名古屋大学の大学院生5名程度がENSA-PVSを訪問し、パリ市内の地区を対象とした同様の合同建築・都市設計ワークショップを実施しています。今年9月にも名古屋大学の大学院生がパリでのワークショップに参加する予定です。

 写真

現地調査
現地調査
写真2
現地調査
写真3
地域防災ホール
写真4
グループ作業
中間発表会
中間発表会
写真6
グループ作業
成果発表会
成果発表会
成果発表会
成果発表会
成果発表会
成果発表会
参加者集合写真
参加者集合写真