環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 日独シンポジウム「ランドスケープデザインの新潮流2」を開催

 GCOE プログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」・大学院環境学研究科・日本都市計画学会中部支部は、1月7日(月)、環境総合館レクチャーホールにて、日独シンポジウム「ランドスケープデザインの新潮流2:都市・田園における生態系サービスと生物多様性を高める」を開催しました。
 私たちの多くが生活する都市そして田園では、生態系サービスや生物多様性が失われています。これは長期的には人々の生活の質の低下につながります。本シンポジウムでは、都市・田園における生態系の重要性とそれを保全・創出する環境アセスメント、ミティゲーション等の手法、生態系に関わる意識や計画・デザインについて、日独の研究者が議論しました。
 午前は、Wolfgang Wende, Leibniz Institute of Ecological Urban and Regional Development教授、大場真エコトピア科学研究所特任助教、林良嗣交通・都市国際研究センター長による基調講演、午後は、村山顕人環境学研究科准教授、夏原由博同教授、河村則行同准教授、吉田友紀子同助教、加藤禎久茨城大学地球変動適応科学研究機関共同研究員、福岡孝則神戸大学大学院工学研究科特命准教授による報告、そして、パネルディスカッションが行われました。
ランドスケープマネジメント、ランドスケープデザイン、都市計画、緑地計画、農村コミュニティ、生物多様性、生態系サービス、環境アセスメント、環境シミュレーション等の多様な分野の専門家が新しいランドスケープデザインのあり方について議論し、共通の方向性を確認するとともに、アイディアやデータ、分析結果等を統合的に活用・実現していくことの課題を共有しました。約45名の方々にご参加頂き、活発な議論が展開されました。

 写真

写真1
Wende教授の基調講演
写真2
パネルディスカッションの様子