環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 日独シンポジウム「ランドスケープデザインの新潮流」を開催しました。

11月5日に、名古屋大学グローバルCOE プログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」・名古屋大学大学院環境学研究科・日本都市計画学会中部支部共催の日独シンポジウム「ランドスケープデザインの新潮流:広域から敷地までの空間スケールをシームレスにつなぐランドスケーププランニング・デザイン-その文化的文脈」を環境総合館レクチャーホールにて開催しました。
地球温暖化、人口変動、エネルギー危機、生物多様性低下といった課題に取り組むには、私たちの生活空間に関する包括的な理解が必要です。本シンポジウムでは、広域から敷地までの様々な空間スケールを対象とし、人間の生活空間や活動と自然を総合的に扱い、文化的文脈を踏まえた新しいランドスケーププランニング・デザインの考え方について、ドイツ及び日本の研究者が講演・討論しました。講演者は、Diedrich Bruns教授(カッセル大学)、石川幹子教授(東京大学)、岡本耕平教授(名古屋大学)、上田裕文講師(札幌市立大学)、清水裕之教授(名古屋大学)、加藤博和准教授(名古屋大学)、田代喬准教授(名古屋大学)、山下博美准教授(名古屋大学)、小浦久子准教授(大阪大学)です。最後には、村山顕人准教授(名古屋大学)のコーディネートの下、講演者全員が登壇するパネルディスカッションを行いました。
日本における流域圏等を基礎とした広域的取り組みの必要性;地区スケールのランドスケーププランニング・デザインにおける対象範囲の設定、多主体参加の課題、専門家の役割、プロセス設計;マルチスケールの取り組みを支える科学・技術・教育;制度改革に関する非常に活発な議論が行われました。80名を超える皆様にご参加頂き、盛況のうちに終了しました。
当日のプログラムは、
http://w3serv.nagoya-u.ac.jp/envgcoe/modules/events/index.php/conference_int/view/376
でご覧になれます。

 写真

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