環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 「2004年北部スマトラ地震調査報告(別冊)」を刊行しました

 名古屋大学大学院環境学研究科は、2001年4月に理学、工学、人文社会科学等が結集して、環境をテーマとするわが国初の本格的な文理融合型の研究科として誕生しました。当研究科の学際的連携プロジェクトのひとつとして、2004年12月26日のスマトラ島沖地震・津波によって最も大きな被害を受けたインドネシアのバンダアチェにおいて、その後インドネシア国内の他の災害に研究対象を広げつつ、総合的観点から学術調査を実施してきました。それらの成果は2005年3月、2006年2月、2007年3月、2008年3月、2009年5月、2010年7月にそれぞれ報告書を発行してきましたが、このたび昨年度の成果をまとめ、別冊として刊行しました。
 私たちが調査を始めてから早6年余が経ち、この北部スマトラ地震調査報告シリーズにひとまず幕を下ろしたいと思っています。実は、本報告書の最終入稿は3月10日のことでした。少なくとも近代以降の世界において、人口稠密地域で発生した超巨大地震は二つしかありません。私たちがインドネシアで学んだことを生かせなかったことは慚愧の至りですが、今後は、いまいちど初心に戻り、謙虚に今回の東日本大震災に向き合いたいと考えております。みなさまには、いっそうのご指導やご鞭撻を賜れれば幸甚に存じます。
 本報告(別冊)および、過年度分(第I〜VI巻)は、下記からご覧いただけます。
 
   2004年北部スマトラ地震調査報告(第I〜VI巻,別冊)
 
表紙