環境学研究科
Graduate School of Environmental Studies

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 GCOE-BCES国際シンポジウム「アジアにおける複合的環境問題をどう解くか」を開催しました

グローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」(GCOE-BCES)は、3月15日(月)〜16日(火)、野依記念学術交流館において、国際シンポジウム「アジアにおける複合的環境問題をどう解くか」を開催しました。
このシンポジウムは、GCOE-BCESのキックオフを記念して、アジアにおける複合的な環境問題の解決への道筋を議論するシンポジウムとして企画されました。急激な経済成長が続いているアジアでは、同時に、地球温暖化、森林破壊等による生物多様性の危機、水資源問題などが複合的にからんだ環境問題が進行しており、それらを解明・解決する道筋としての基礎環境学と臨床環境学をどのように構築していくことができるかを多角的に議論することを目的として、開催されました。
15日は、濱口総長の開会の辞に続き、安成GCOE-BCES拠点リーダーが趣旨説明を行いました。その後、エルンスト・フォン・ワイツゼッカー博士(ローマクラブ会員)、武内和彦博士(国連大学副学長)の基調講演が行われた後、東南アジアおよび伊勢湾流域圏における複合的環境問題の報告と議論が行われました。
16日には、ハンス=ペーター・デュール博士(マックス・プランク物理学研究所名誉理事長)と真鍋淑郎博士(プリンストン大学、本学特別招へい教授)による基調講演の後、中国における複合的環境問題の報告と議論および総合討論が行われました。連日、一般市民をふくむ教員、学生等150人前後の参加者を数え、総合討論でも活発な議論がなされ、アジアにおける環境問題への関心の高さと、GCOE-BCESが提唱する基礎・臨床環境学という新しいアプローチへの期待を改めて感じさせる会議となりました。
グローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」HP
http://w3serv.nagoya-u.ac.jp/envgcoe/index.php

 写真

写真1
挨拶する濱口総長
写真2
趣旨説明する安成拠点リーダー
写真3
講演するワイツゼッカー博士
写真4
講演するデュール博士
写真5
講演する真鍋博士
写真6
会場の様子