● First SELIS International Workshop（第一回SELIS国際会議）を開催

　地球生命圏研究機構（SELIS）が主催する第一回目の国際会議が、”Eco-Climate Dynamics in Eurasia / Monsoon Asia”と題し、2009年1月26日と27日の両日にわたり名古屋大学シンポジオンホールで開催されました。本国際会議は国内外からの招待講演を含めた18件の口頭発表とともに、名古屋大学内のSELIS 関連部局の大学院生を中心とした21件のポスター発表からなり、下記5つのセッションで構成されました。総参加者数は、海外からの招待講演者5名を含め、計82名でした。

Session 1: Introduction
Session 2: Ocean - Land - Atmosphere Interactions in Eurasia / Monsoon Asia
Session 3: Role of Vegetation in the Climate System
Session 4: Vegetation Change and Climate Change
Session 5: General Discussion

　Session 1の冒頭では、山本進一副総長（研究担当理事）が名古屋大学の研究活動を詳細に紹介し、続いて安成哲三機構長がSELIS設立の経緯と研究の方向性を概説しました。Session 2からSession 4までは、異なる時間スケール毎に植生−気候相互作用に着目した総括的な発表が多く、研究手法的には大気大循環モデル、領域モデル、動的全球植生モデル、現地観測、年輪解析等を含む内容がバランス良く織り交ぜられていました。そのため個々の発表後や休憩時間などには研究者間で活発な議論が行われました。 SELIS国際会議は、今後も2年に一度の頻度で開催される予定です。

　　地球生命圏研究機構ホームページ

● 写真

第一回SELIS国際会議における集合写真